お茶の「匠」たち

静岡県御前崎市
河原崎 功(かわらざきいさお)氏と、幸子(さちこ)さん、ご夫妻
「蒸かしの名手」と言われた河原崎氏。
実は、現在はほとんど自身では「蒸して揉む」荒茶の製造は行っていません。
しかし、今年の出来の良さから、牧ノ原のためだけに特別に、ごく少量の「手摘み」の茶葉のみを蒸し、揉んでいただきました。
熟練の「蒸かしの名手」の卓越した「技」は今でも健在。
お茶を仕上げる際、お茶を「蒸す」という工程があります。
この蒸しの時間を、通常の2〜3倍長くすることにより茶葉の繊維を柔らかくし、通常より多くの成分を引き出したお茶を「深蒸し茶」と言います。
一言で深蒸し茶と言っても、多くの産地・銘柄があります。
当店は、静岡産の茶葉を社長自ら吟味し、試飲を重ねます。
一つのお茶を作るのに20〜30種類の荒茶を選びブレンドして、深い味わいのお茶にします。
牧ノ原の深蒸し茶は、乾燥の火入れにもこだわります。
「浮舟」のように「香ばしい甘さ」を出す強い火入れのものや、「まろやかな甘みとコク」のある仕上がりの「藤壷」など、銘柄ごとに異なるブレンドと火入れでえ仕上げています。
日本にここだけしかない、牧ノ原だけの自慢の深蒸し茶で、くつろぎの時間をお過ごしください。